台北を拠点に活動するコレクティブ・鬼丘鬼鏟はこれまで、刹那的な状況を一時的に構築するパフォーマンスを中心に、メキシコやニューヨーク、タイなどにおいて現地の政治・社会に関する映像作品を生み出してきました。彼女たちにとって日本初発表となる本作《時間的臨摹》は、完全な暗闇の中でおこなわれるライブパフォーマンス作品です。インスタレーションやサウンド、催眠術のようなレトリック、都市の暴力や政治的混乱、異常な状態の身体的記憶、複雑な歴史の再現、かつての宗主国だった日本の記号といった、詩的かつ多層的な上演空間に招き入れることを通して、「参加」や「心理的没頭」について思考を促す機会となるでしょう。
展示作家:鬼丘鬼鏟(ゴースト・マウンテン・ゴースト・ショベル)
キュレーション:堤拓也(山中suplex プログラムディレクター)
開催日時:10月27日(金)−30日(月)
11:00−18:00(事前予約・各回入れ替え制)
会場:京都芸術センター(京都市中京区山伏山町546-2)
入場料:一般1,000円/高大生500円/中学生以下無料
定員:各回10名程度
予約:特設予約サイトを9月27日(水)公開
※託児サービスあり(事前予約制)
主催:山中suplex & 京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
助成:公益財団法人小笠原敏晶記念財団、公益財団法人アイスタイル芸術スポーツ振興財団、Co-program 2023カテゴリーA「共同制作(公演事業)」採択企画
E-mail:info@kac.or.jp
TEL:075-213-1000

