14:30−16:00
The Cave: 響き合う文化
Behind-the-Scenes of Oliver Beer’s Latest Monumental Work
- 登壇者:オリバー・ビア、フランソワ・カンタン ほか
今年のリヨン・ビエンナーレで初公開され話題を呼んだオリバー・ビアによる”Resonance Project: The Cave”は、フランスで最も有名な旧石器時代の壁画洞窟のひとつで撮影された、壮大なマルチスクリーン・ビデオ作品です。
作品には8カ国の楽曲が使用されており、多様な文化が共鳴し、融合するさまが表現されます。
グローバル化が進む今日において、芸術もまた多様な文化を超えて発展しています。特定の場所や文化に縛られないノマド的思考に基づく人々の交流や国境を越えた姿勢は、異文化の再解釈や再文脈化を促します。
このトークでは、文化的・時間的な枠組みを超えることを試みるオリバー・ビアの作品を鑑賞しながらその制作背景を学ぶとともに、私たちがどのように芸術のみならず人類文化全体を保存・継承し、維持・発展させていくことができるのかを考えます。。
登壇者:
オリバー・ビア(アーティスト)
フランソワ・カンタン(コレクション・ランベール(アヴィニヨン)館長)
ほか
登壇者プロフィール
- オリバー・ビア
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現代音楽アカデミーで作曲を学んだ後、オックスフォード大学で美術を、パリのソルボンヌ大学で映画理論を学ぶ。彫刻、インスタレーション、ビデオ、パフォーマンスなど、多分野にまたがる作品制作において、音楽的背景や個人同士の関係性の影響を受け、物、身体、空間に秘められた音楽性を模索しながら、音楽にまつわる記憶の伝達や個人の所有物に込められた意味など親密かつ普遍的なテーマを扱っている。
メット・ブロイヤー、MoMA PS1、ポンピドゥー・センター、上海西岸美術館、ヴェネチア・ビエンナーレなど、世界各地の主要な会場で作品が展示されている。
ウェブサイト:オリバー・ビア
- フランソワ・カンタン
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1967年生まれ。2023年9月よりコレクション・ランベール(フランス・アヴィニヨン)の館長を務める。2020年1月よりフランス文化省の視覚芸術代表を務めた。2011年にギャラリー・ラファイエット・グループに参加し、アーティスト、デザイナー、ファッション・クリエーターたちの創作をサポートする目的で新たに設立されたプライベート・アート・センターであるラファイエット・アンティシペーションを設立、指揮。パリのXippasギャラリーのディレクター(2007-11年)、Frac Champagne Ardenneのディレクター(2001-07年)、カルティエ財団のキュレーター(1994-2000年)など、さまざまな役職を歴任している。
ウェブサイト:コレクション・ランベール
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