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パートナー企業、プログラム全容、早割チケット販売開始のお知らせ





2023年8月28日

Press Release no.2


京都府(知事:西脇隆俊)とArt Collaboration Kyoto 実行委員会は、リードパートナーに三菱地所株式会社、株式会社エディオンを迎え、現代アートとコラボレーションをテーマにした日本最大級の国際的なアートフェア、「Art Collaboration Kyoto(ACK)」を2023年10月28日(土)から30日(月)まで開催いたします。
 

総勢64のギャラリーが国内外から参加する「ギャラリーコラボレーション」と「キョウトミーティング」の2つのセクションに加えて、「ACK主催プログラム:ACK Curates」としてキュレトリアルテーマを設けて展開する「パブリックプログラム」、「ACK Talks」、「ACK Kids’ Programs」などのプログラム全容が決定しました。
 

今年3回目の開催となるACKにおいて、プログラムディレクターの山下有佳子が掲げたキュレトリアルテーマは「Visions of a Torn World:循環と共存」。時代によって変化する人の立場や考え方、その違いを互いに理解し合おうと立ち止まり、考えたり議論を重ね、よりよい方向に向かう循環を促す場を目指します。そして、国籍やジェンダー、職業など差異があることと、平等であること、それらが共存するような、より広く開かれたアートフェアの在り方を模索します。フェアとしてのブース展示のほか、国内外のアートの動向から社会問題まで、幅広いテーマを扱うACK Talksを実施するとともに、親子で参加できるACK Kids’ Programsやバイリンガルで対応する託児所の設置など、子どももフェアを楽しめる環境を整えます。
 

その他、京都各所で開催されるさまざまなアートイベントとも連携するなど、京都ならではの企画が満載です。京都でしか体験することができない唯一無二のアートフェアを秋の始まりとともにお楽しみください。





ACK主催プログラム:ACK Curates

https://a-c-k.jp/ack-curates/
 

ACKが主催するACK Curatesでは、国立京都国際会館の屋内外さまざまな場所において、多様化する芸術領域を包括するような「パブリックプログラム」展示、「ACK Talks」、「ACK Kids’ Program」を開催します。
 

パブリックプログラム

フェア会場及びその周辺の様々なスペースを広く使った企画展。今年のゲストキュレーターとして迎えたグレッグ・ドボルザーク氏がセレクトした作品が会場を彩ります。
 

パブリックプログラムテーマ「BEYOND GLITCH:壊れた世界で現実を描き直す」

私たちが生きる現在では、ますます多くの「グリッチ」(誤動、故障)が生じています。近年、人間の健康も、地球の健康も危機に瀕しています。それによって、私たちがこれまで生活を秩序立てるために使用してきたシステムと構造が崩壊し、それらの不備や不平等さ、論理的欠陥が明らかになりました。この深刻な変革の時期において、私たちに求められるのは、不快感を受け入れ、我々の互恵関係への批判的眼差しを持ち、既存の権力、富、ジェンダー、環境の構造に対して創造的な抵抗を試みることです。2023年のACKパブリックプログラムでは、今日の現実における「グリッチ」を打ち砕くようなアーティストの作品を取り上げ、既成の秩序に挑戦する多様な視点に対して光を当てることを試みます。
 

出展作家:潘逸舟
      米谷健+ジュリア
      カズ・オオシロ
      山内祥太
      ほか
ゲストキュレーター:グレッグ・ドボルザーク
会期:ACK開催日時に準ずる
会場:国立京都国際会館

 














上: Han Ishu, Knitting a Cornfield, 2021 © Han Ishu
下: Kaz Oshiro, Three door cabinet (Black woodgrain, tape and flyer), 2014, Courtesy of the artist and MakiI Gallery

 

ゲストキュレーター:グレッグ・ドボルザーク

早稲田大学の国際学術院教授(歴史・文化研究、アート研究、太平洋・アジアのジェンダー研究)。2018年にはポストコロニアル時代の太平洋の歴史に関する著書『Coral and Concrete』を出版。オセアニアにおけるアートと抵抗に関する講演を多数行っており、学術論文も数多く発表している。2022年にはブリズベンで開催された第10回アジア・パシフィックトリエンナーレ(APT)における「エアーカヌー〜北オセアニアからのアート」展の共同キュレーターを務めた他、2017年の第一回ホノルルビエンナーレを含む多くの展示にアドバイザーとして関わった。彼が創設した草の根ネットワーク、プロジェクト35(さんご)は、アートと学術的な交流を通じて、日本における太平洋諸島地域についての意識を高めることを目的としている。

Photo by Ono Kenji

プログラムの詳細はWebをご覧ください。
https://a-c-k.jp/ack-curates/public-program/




ACK Talks

カンファレンス機能の充実や文化芸術を中心としたコミュニティ形成を目指し、多彩なトークプログラムを実施します。国内外のアートの動向からそれらを取り巻く社会課題や経済のエコシステムまで、幅広いテーマについて世界のアートシーンの第一線で活躍する登壇者とともに考えます。(同時通訳、オンライン配信あり)
 

登壇者:フール・アル・カシミ(シャルジャ財団理事長兼ディレクター/国際芸術祭「あいち2025」芸術監督)
     青木淳(建築家/京都市京セラ美術館館長)
     アーロン・セザール(デルフィナ財団協同設立者兼ディレクター)
     グレッグ・ドボルザーク(早稲田大学国際学術院教授)
     シアスター・ゲイツ(アーティスト)
     長谷川祐子(金沢21世紀美術館館長)
     キム・へジュ(シンガポール美術館 シニアキュレーター)
     細尾真孝(株式会社細尾 代表取締役社長)
     片岡真実(森美術館館長/国立アートリサーチセンター センター長)
     加藤泉(美術家)
     名和晃平(彫刻家/Sandwich Inc.代表/京都芸術大学教授)
     コア・ポア(アーティスト)
     ジャスティン・ヨウ(Plan b Inc. シニアパートナー/Alife Holding Co., Ltd. 創業者兼CEO)
     ジャスミン・ワヒ(Project for Empty Space 設立者兼共同ディレクター)
     ほか
開催日:10月28日(土)–10月30日(月)
会場:国立京都国際会館ニューホール、オンライン配信




ACK Kids’ Programs

会場内をガイドツアーで巡る「みる」と、実際に手を動かしてアーティストとともに作品を作る「つくる」がセットになった参加型ワークショップです。また、生後3ヶ月〜7歳までのお子様連れのお客様に、バイリンガル対応の託児サービスをご用意しています。(要事前申込、無料(ACK入場料は別途必要))
 

「みる」ガイドツアー +「つくる」ワークショップ
開催日:10月28日(土)–10月30日(月)
時間:28・29日/13:30〜16:00 (受付 13:00〜)、30日/15:00〜17:00 (受付 14:30〜)
定員:各回 15名
会場:国立京都国際会館 ニューホール キッズプログラムスペース
スペシャルパートナー/託児サービス運営:洛和会ヘルスケアシステム
 

・「みる」ガイドツアー講師(3日間共通)
 京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター(ACC)
 

・「つくる」ワークショップ講師(対象年齢)
 10月28日(土) 副産物産店(8−13歳)
 10月29日(日) 谷澤紗和子(8−13歳)
 10月30日(月) 金氏徹平 (どなたでも ※7歳以下のお子様は親子で参加可)
 

※ ワークショップ参加申込やプログラムの詳細: https://a-c-k.jp/for-kids/
※ 託児サービスの利用申込についての詳細:https://a-c-k.jp/for-kids/#nursery

 

副産物産店
谷澤紗和子 Photo: Chiba Atsuko
金氏徹平 Photo: Kawashima Kotori





その他、国立京都国際会館や京都府内各所で、ACKの会期と合わせてさまざまなプログラムが開催されます。
各会場の位置はGoogle Mapからご確認いただけます。

 

スペシャルプログラム

今年会場を拡大して使用するニューホールで、パートナー企業のご協力のもと開催する特別企画です。7つの多様性に富んだ企画が揃いました。
昨年に引き続き今年もリードパートナーとして参画する株式会社エディオンとは、インターネット・アートの第一人者、ラファエル・ローゼンダールの世界観をコダマシーン(金澤韻+増井辰一郎)のキュレーションにより居室的空間のインスタレーションとして表現する《Looking at Something》を展開。今年初参画の株式会社大丸松坂屋百貨店とは、同社が始動した次世代アーティストを支援する「Ladder Project」よりスクリプカリウ落合安奈の新作を、また市内別会場となるBijuuでは玉山拓郎の新作を展示します。他にも、メルコグループとはanonymous collectionの2023年の活動から選出した作品を集めたアワード展示を、三菱UFJフィナンシャル・グループとは日本のものづくりの原点ともいえる工芸を応援する目的で始動した「MUFG工芸プロジェクト」からセレクトした”工芸の今”を、さらに「同時代性」をテーマとして2022年2月に始動したUESHIMA COLLECTIONとは、コレクションの原点である抽象絵画への関心が特徴的に現れている作品を厳選して展示構成するとともに、株式会社マツシマホールディングスとは小金沢健人と田村友一郎の2人展を展示します。オフィシャルシャンパーニュパートナーのポメリーとは、京都を拠点に活動する若手アーティストのさらなる活躍支援を目的とするアワード「Pommery Prize Kyoto」を新たに実施し、最終選考に残ったアーティストの作品を会期中にVIPラウンジおよびオンラインにて紹介します。
 

会期:ACK開催日時に準ずる
会場:国立京都国際会館ニューホール、オンライン

 

ラファエル・ローゼンダール《Looking at Something》powered by EDION

展示作家:ラファエル・ローゼンダール
キュレーター:コダマシーン(金澤韻+増井辰一郎)
リードパートナー:株式会社エディオン
オフィシャルパートナー:株式会社マルニ木工
特別協力:Takuro Someya Contemporary Art
制作:Twelve Inc.

Installation view from Generosity at Towada Art Center, Aomori, 2018.
Photo by Oyamada Kuniya


Ladder Project powered by Daimaru Matsuzakaya

展示作家(会場):スクリプカリウ落合安奈(国立京都国際会館)
         玉山拓郎(Bijuu:京都市下京区船頭町 村上重ビル2F)
企画監修:山峰潤也
スペシャルパートナー:株式会社大丸松坂屋百貨店
制作:株式会社NYAW​​
制作進行:株式会社ロフトワーク
※会期は、両会場ともACK開催日時に準ずる

Scripcariu-Ochiai Ana
photo by Nakazato Kotetsu
Tamayama Takuro
photo by Omachi Kohei (W)


anonymous collection AWARD

展示作家:anonymous collection招待作家、competition受賞作家
主催:anonymous collection
スペシャルパートナー:メルコグループ

©Morie Kohta


MUFG工芸プロジェクト「持続可能な未来のためにー工芸の伝統と革新」展

展示作家:開化堂、HOSOO、見附正康、堤淺吉漆店ほか
総合監修:秋元雄史(東京藝術大学名誉教授)
スペシャルパートナー:三菱UFJフィナンシャル・グループ

Kaikado
Tsutsumi Asakichi Urushi


UESHIMA COLLECTION

展示作家:ジャデ・ファドジュティミ、 ベルナール・フリズ、 カタリーナ・グロッセ、ローレン・クイン、岡崎乾二郎、金氏徹平、 川内理香子、松本陽子、山田康平など
スペシャルパートナー:UESHIMA COLLECTION

Jadé Fadojutimi, A Patchwork Trail, 2022 © Jadé Fadojutimi
Photo by Ueshima Collection


小金沢健人 / 田村友一郎

展示作家:小金沢健人、田村友一郎
スペシャルパートナー:株式会社マツシマホールディングス(MtK Contemporary Art)

左:Koganezawa Takehito, Dual Doodle Double Square, 2023
右:Tamura Yuichiro, Revalation, 2023


Pommery Prize Kyoto

主催:Pommery Prize Kyoto 実行委員会
企画監修:矢津吉隆(美術家)
オフィシャルシャンパーニュパートナー:シャンパーニュ ポメリー





市内連携プログラム

京都の街を回遊しながら楽しめるプログラムです。
特別展示として、東福寺塔頭光明院では株式会社SGCとともに日本画家・丹羽優太のインスタレーションを、平安神宮では株式会社ギークピクチュアズとともにCOIN PARKING DELIVERYのアート作品を展開します。また、公募により選考した京都市内で同時期に開催される5件の企画展とも連携し、京都ならではの体験を通したアートとの出会いがより豊かなものになることを目指しています。
ACKと同時期にお楽しみいただけます。

 

特別展示


丹羽優太「ゴールデン・ファイト・オブ・ゴッズ」

展示作家:丹羽優太
監修:金島隆弘
会期:10月27日(金) 10:00‒17:00
    10月28日(土)・29日(日) 8:00‒17:00
    10月30日(月) 9:00‒17:00
会場:東福寺塔頭 光明院(京都市東山区本町15丁目809)
入場料:800円(拝観料含む、ACKチケット提示で無料)
スペシャルパートナー:株式会社SGC

左:Niwa Yuta
右:Komyo-in Zen Temple


アニミズム

展示作家:COIN PARKING DELIVERY
会期:10月28日(土)11:00‒17:00
    10月29日(日)8:00‒17:00
会場:平安神宮 尚美館(京都府京都市左京区岡崎西天王町97)
入苑料:600円(ACKチケット提示で無料)
スペシャルパートナー:株式会社ギークピクチュアズ

右:Heian Jingu Shrine

 

公募プログラム

 

和を以て物語をなす

展示作家:濱大二郎、松井照太、中村壮志
会期:10月25日(水)–11月26日(日)10:00−18:00 
   *11月1日(水)以降、平日はアポイントメント制
会場:瑞雲庵
主催:108 artworks
キュレーター:渡邊賢太郎
入場料:無料

瑞雲庵 Photo by 鈴木秀法


夢見る黒猫

展示作家:藤本由紀夫、珠寳花士、木坂宏次朗、フォスター・ミックリ、ミヤケマイ、アサド・ラザ
会期:10月21日(土)–31日(火)12:00–17:00(休:10月23日(月))
   *10月27日(金)-30日(月)10:00-17:00(事前予約制)
   *10月27日(金)招待者のみ
会場:ブラックキャットデイドリーム
主催:一般社団法人COIL、Black cat day dream
キュレーター:イザベル・オリヴィエ
入場料:無料

フォスター・ミックリー「Through the Clouds」無鄰菴、 2021 (c) Foster Mickley


磯谷博史「今日と、持続」

展示作家:磯谷博史
会期:10月26日(木)−11月25日(土)11:00−18:00(休:月・火)
会場:ARTRO
主催:有限会社服部商事
キュレーション:Galarie Supermaket
入場料:無料

展示風景:「Prada Mode Tokyo」東京都庭園美術館、東京、2023年


鬼丘鬼鏟(ゴースト・マウンテン・ゴースト・ショベル):時間的臨摹(じかんのりんぼ)

展示作家:鬼丘鬼鏟(ゴースト・マウンテン・ゴースト・ショベル)
会期:10月27日(金)–30日(月)11:00–18:00
会場:京都芸術センター
主催:山中suplex & 京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
入場料:一般1,000円/高大生500円/中学生以下無料

鬼丘鬼鏟《近古代臨摹》2018年
Photo by 陳藝堂


ナヴィッド・ヌール「モノ ノ アワレ ネス」

展示作家:ナヴィッド・ヌール
会期:10月27日(金)–30日(月)12:00–18:00
会場:soda
主催:soda
キュレーター:田中和人(soda)
入場料:無料

ナヴィッド・ヌール「Mono no aware ness」2010-2023
Courtesy of the artist




チケットを9月1日(金)より販売開始します

 

ACKチケット(オンラインのみ)
早割価格 一般 2,500円 大高生 1,000円 ※10月13日(金)まで
通常料金 一般 3,000円 大高生 1,500円
URLhttps://e-tix.jp/a-c-k/





ACK開催概要

開催日程:一般公開 2023年10月28日(土)−10月30日(月)
      内覧会 10月27日(金) ※報道関係者と招待者のみ
開催時間:12:00–19:00(最終日は17:00まで)※最終入場は閉場の1時間前まで
会場:国立京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)ほか
出展ギャラリー数:64(国内35、海外29、うち初出展33)

主催:Art Collaboration Kyoto 実行委員会、
   京都府
   一般社団法人日本現代美術振興協会
   一般社団法人日本現代美術商協会
   一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン
   京都商工会議所
   公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー
プログラムディレクター:山下有佳子

助成:令和5年度 内閣府 デジタル田園都市国家構想交付金、令和4年度 観光庁 観光再始動事業(Culture & Art Moments@KYOTO 事業)、令和5年度 文化庁 我が国アートのグローバル展開推進事業
後援:外務省、経済産業省、観光庁、文化庁、日本貿易振興機構 京都貿易情報センター、京都市、日本商工会議所、公益社団法人 経済同友会、一般社団法人 新経済連盟、一般社団法人 京都経済同友会、京都新聞、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、読売新聞京都総局、産経新聞社京都総局、KBS京都、在大阪・神戸米国総領事館、ブリティッシュ・カウンシル、在大阪インドネシア共和国総領事館、在大阪オーストラリア総領事館、駐大阪韓国文化院、在日スイス大使館、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、駐日ブラジル大使館、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、在日メキシコ大使館

URLa-c-k.jp

パートナー

 

※ACKは2022年より保税展示場として許可を得ております。

※次回プレスリリースは9月を予定しています。

※2023年8月28日現在の情報を掲載。諸事情により出展ギャラリーや各プログラムに一部変更が生じる可能性があります。最新の情報はWebや各種SNSをご確認ください。

 

 

広報用画像などのお問い合わせ先
ACK実行委員会 事務局 広報担当:市川靖子(株式会社いろいろ)、有田泰子、熊野豊
E-mail: press@a-c-k.jp

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