Host
KANEGAE
(京都)
100年後、今制作している作品が古美術品となった時。
その作品はこの時代を伝えられるでしょうか?
現在、工芸家たちは社会と離れた陸の孤島にいる様に思えます。
変化し進み続ける社会と伝統に縛られ続ける工芸。
その歪みを正す時です。
そのために、ここではあらゆる常識を疑い
これまでの工芸の枠をはるかに超えた試みを行います。
新しいテクノロジーから生まれる素材や道具の活用、
酷使を続ける工芸家たちの肉体のサポート、
前世紀には無かった概念や作品流通の形、
そして、自然との密接な関係の中でものづくりをする工芸家にとって
最も重要な地球環境との向き合い方に至るまで。
高度に発展する社会的見地と
誰にも真似のできない職人の優れた手仕事が交わることで、
時代に合わせ進化し、発展してきたスポーツのように、
工芸を一つ押し上げることができるのではないでしょうか。
100年後の工芸の姿を、ここにつくりはじめます。