ギャラリー・マックス・マイヤーは2011年に開廊。当初はギャラリースペースを持たずデュッセルドルフ各所で多数の展示を開催。キュレーション・コンセプトや展覧会作りのアプローチを、ギャラリー「である」建築物なしに提示することを目指した。それ以来、メラニー・ギリガン、ニコラス・グアニーニ、J・パーカー・ヴァレンタイン、コンスタンティナ・ザヴィツァノスなど、国際的なアーティストとともに展覧会を開催。一方で、マクシミリアーネ・バウムガルトナー、フローラ・クライン、ムラト・オーネンといった新進アーティストとの取り組みも行う。一方で、荒川ナッシュ医、フリント・ジェイミソンといった既に実績のあるアーティストや、ジェフ・ゲイス、クラウス・メルケルといった美術史的な作家の作品も紹介してきた。こうした確立された立場の作家たちは、プログラムにおける「作品内在的なナラティブ」を体現する存在である。常にプロジェクトベースの協働にも開かれており、これまでに ティシャン・スー、カラ・ヘンケル&マックス・ピテゴフ、ダン・グラハム、エヴァ・バルト、ダイガ・グランティナ、CC・ヘニックスらと展覧会を実現してきた。
2020年9月から2025年7月までは、デュッセルドルフ中心部でアルド・ファン・アイクによる建築物シュメラ・ハウスを拠点に置いた。2025年9月にベルリンへ移転し、荒川ナッシュ医の展覧会で新スペースをオープン予定。