Talks

13:00−14:30

生きている美学 ー芸術と暮らし

美術館やギャラリー、あるいは公共空間などで目にするいわゆる「芸術作品」だけではなく、工芸や民芸に代表される「暮らしの中の美」もまた、芸術/アートの重要な側面です。このトークでは、建築や食、あるいはファッション、そしてそれらを取り巻く多様な文化という観点から生活の中に息づく美学について紐解いていきたいと思います。様々な文化の担い手と交流するとともに、「tefutefu」を通じた工芸のサポートや自身も古民家を改修するプロジェクトに携わるなど、日本の暮らしの美学について実践される森星氏と、シェフであり、食や工芸、民俗学など多様な学際的な分野が交錯するMeterプロジェクトの中心メンバーであるサンティアゴ・フェルナンデス氏、そして大阪市立東洋陶磁美術館にて長年に渡って陶磁器をはじめとする工芸分野で活動されてきた出川哲郎氏をモデレーターに迎え、生活の中の美にまつわるそれぞれの取り組みをご紹介いただきます。

登壇者
出川哲朗(大阪市立東洋陶磁美術館名誉館長/大阪大学招聘教授)
サンティアゴ・フェルナンデス(MAZ ヘッドシェフ)
森星(モデル/tefutefu クリエイティブディレクター)

 

登壇者プロフィール
 

出川哲朗

1951年10月生まれ。大阪大学基礎工学部物性物理学科で統計力学を専攻、文学部美学科で美学を学び、大学院では「バーネット・ニューマンとゆらぎの構造」を研究。西宮市大谷記念美術館を経て、1987年から大阪市立東洋陶磁美術館に勤務。2008年から2022年まで大阪市立東洋陶磁美術館館長。中国陶磁を主な研究対象とするが、陶磁器全般にわたる多数の展覧会を企画、監修。
その他「マリメッコの茶室」や竹工芸の展覧会など。

ウェブサイト:https://www.moco.or.jp/

Photo by Tadayuki Minamoto
サンティアゴ・フェルナンデス

1995年生まれ。ベネズエラ(カラカス)出身。若い頃から料理に関心を持ち、わずか15歳で料理の世界に足を踏み入れる。ベネズエラの名店「Alto」や「Le Gourmet」などで腕を磨いた後、17歳でスペインへ渡り、4年制料理専門大学 Basque Culinary Centerで学ぶ。在学中には「Aponiente」や「Cocina by Hermanos Torres」といったミシュラン三つ星レストランで研修を重ね、実践を通じて腕を磨いた。

森星

1992年生まれ。東京都出身。資生堂やブルガリのブランドアンバサダーに就任や国内外の主要雑誌やキャンペーン、メットガラなどの国際的イベントや、パリ、ミラノ、ニューヨークといった世界の主要なファッションウィークにも参加するなどファッション業界での活躍に加え、日本の伝統文化を世界に発信する株式会社てふてふの共同創業者であり、NPO法人プラン・インターナショナル・ジャパンのアンバサダーも務める。

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配信URL
https://www.youtube.com/watch?v=wGcvPuGuKvE

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