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「Art Collaboration Kyoto」盛況のうちに閉幕





2025年11月16日

Press Release no.4

2025年 ACK 会場風景 Courtesy of ACK, photo by Moriya Yuki

京都府等で構成する Art Collaboration Kyoto 実行委員会は、三菱地所株式会社をはじめとした56の企業・団体をパートナーに迎え、京都を舞台に「コラボレーション」をコンセプトとした現代美術の国際的アートフェア、Art Collaboration Kyoto(ACK)を2025年11月13日(木)から16日(日)まで国立京都国際会館にて開催しました。
 

5回目の開催となった2025年は、世界屈指の⽼舗ギャラリーから新進気鋭のギャラリーまで19の国・地域(28都市)から総勢72ギャラリーがフェア会場である国立京都国際会館で⼀堂に会し、ブースという枠組みを超えたACKならではの「コラボレーション」感ある展示構成が展開されました。合わせてフェア会場内では、10名のアーティストが参加した企画展示「パブリックプログラム」、国内外の多様な視点を交差させた9本のトークセッション「ACK Talks」、子ども向けワークショップやガイドツアーをおこなう「ACK Kids’ Programs」、パートナー企業の協力のもと企画した8つの「スペシャルプログラム」、そのほか「Bangkok Collaborate Kyoto Fellowship(BCK)」など、多彩なプログラムを今年も実施しました。
 

また、まち全体でアートを楽しんでいただけるよう、ACK会期中に京都で開催される展覧会・アートイベントを「同時期開催プログラム / What’s On」として紹介しました。寺社仏閣や歴史的建造物、現代的なギャラリースペースなど、京都ならではの多様な空間を舞台にした展覧会やアートイベントをエリア別に計47件紹介しました。さらに今年から「京都アート月間」として、「CURATION⇄FAIR Kyoto」や「Art Rhizome KYOTO」など京都市内各所で行われる京都府・京都市の企画と連携し、シャトルバスやチケット割引などで回遊性を高め、秋の京都でアートをより深く楽しんでいただける機会を広げました。
 

メディア各紙からは「円熟のアートフェアで未知の作家に出会う喜び」「アートを通じて新たな可能性を開く機会を創出するアートフェア」「従来のアートフェアの印象を覆すような柔らかさを備える」などのレビューをいただきました。また、ご来場者や出展ギャラリー、関係企業の皆様からも高評価をいただいております。

次回のACKは2026年11月7日(土)から9日(月)まで(内覧会は11月6日(金))、国立京都国際会館にて開催することを予定しております。
 
なお、本年度をもちまして山下有佳子はフェアディレクターとしての職務を終えることとなりました。ACKは設立当初からテーマとして掲げる「Collaboration(協働)」の可能性を改めて見つめ直しながら、より多様で開かれたプラットフォームとしてさらに発展してまいります。引き続きご注目いただきますよう、お願い申し上げます。





山下有佳子からのメッセージ

今年もご来場いただき、誠にありがとうございました。ギャラリー、アーティスト、コレクター、企業、地元・京都の皆さまのお力添えに心から感謝申し上げます。
 
日本のアートと文化は、世界でも類を見ない豊かさと深みを持つものだと考え、私は長年、日本の現代アート界を世界と対等につなぐ、持続可能なアートマーケットの拡大を目指してきました。2022年に、ACKをまとめるバトンを受け取ることになり、京都を拠点にしたコミュニティとともに、既存の商業的枠組みを越えて、持続性や深み、長期的な文化的意義を重視した新しいアートフェアのかたちを追究してまいりました。ACKの魅力は、アーティスト、ギャラリー、コレクター、企業、行政が対等な立場で協働し、一つの場を作り上げている点にあります。多くの方々のご支援のおかげで、その基盤を築くことができたのだと思います。
 
私が掲げるビジョンは「継承と革新の調和」です。この度、ACKが5回目という一つの節目を迎えるにあたり、今後は新たな視点からACKに携わることで、さらなる革新や循環を生み出し、より良い未来へ繋げたいと考えています。
 
これからもアートと文化の持続可能な未来のために尽力して参りたいと思いますので、さらに進化を続けるACKを温かく見守っていただければ幸いです。




ACK 2026 開催概要

会期:一般公開 2026年11月7日(土)−11月9日(月)
   内覧会 11月6日(金) ※報道関係者と招待者のみ
会場:国立京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)ほか
主催:Art Collaboration Kyoto 実行委員会
(京都府、 一般社団法人日本現代美術商協会、一般社団法人日本現代美術振興協会、一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン、京都商工会議所、公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー)








ACK 2025 開催概要

会期:一般公開 2025年11月14日(金)−11月16日(日)(内覧会 11月13日(木) ※報道関係者と招待者のみ)
開催時間:12:00–19:00(最終日のみ 11:00-17:00/入場は閉場の1時間前まで)
会場: 国立京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)ほか
出展ギャラリー数:72(国内36、海外36、うち初出展25)
フェアディレクター:山下有佳子
主催:Art Collaboration Kyoto 実行委員会
(京都府、 一般社団法人日本現代美術商協会、一般社団法人日本現代美術振興協会、一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン、京都商工会議所、公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー)
後援:外務省、経済産業省、観光庁、京都市、日本商工会議所、公益社団法人 経済同友会、一般社団法人新経済連盟、一般社団法人 京都経済同友会、日本貿易振興機構 京都貿易情報センター、京都新聞、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、読売新聞京都総局、産経新聞社京都総局、NHK京都放送局、KBS京都、在大阪・神戸米国総領事館、ブリティッシュ・カウンシル、在大阪インドネシア共和国総領事館、在大阪オーストリア名誉総領事館、駐大阪韓国文化院、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、在大阪フィリピン共和国総領事館、駐日ブラジル大使館、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、駐日ベルギー大使館、ポーランド広報文化センター、在日メキシコ大使館 
URLa-c-k.jp
 
Art Collaboration Kyoto(ACK)は、「コラボレーション」をコンセプトに、京都で開催する現代美術のアートフェアです。国内と海外、行政と民間、美術とその他の領域等、様々な分野とのコラボレーションを実現し、新たな可能性を開く機会となるでしょう。会場となる国立京都国際会館では「ギャラリーコラボレーション」と「キョウトミーティング」の2つのセクションを設け、出展ギャラリーが作品の展示・販売を行うほか、ACKが主催するACK Curatesの「パブリックプログラム」、パートナー企業とコラボレーションした「スペシャルプログラム」を開催します。ACK Curatesではその他、キッズプログラム、トーク等、これからのアートの担い手を育成する教育プログラムも充実。併せて京都府内では、ACK会期に合わせて多数のアート展示が開催されます。
 

以下の方々をアンバサダーに迎え、世界中のより多くの方々にACKを知っていただけるようご協力いただいています。
 ジャム・アクザール(Jam Acuzar)
 麻生和子
 レナ・バウム(Lena Baume)、ナタリー・バウム(Nathalie Baume)
 エドモンド・チェン(Edmund Cheng)
 イ・ソヨン(Lee Soyoung)
 ジャック・ヴェルハーゲン(Jacques Verhaegen)
 ジョンソン・ヤン(楊宗錞) & ソフィー・ワン(王怡蘋)

 

パートナー: 

 
 

 

助成:令和7年度 内閣府 新しい地方経済・生活環境創生交付金
    令和7年度 文化庁 我が国アートのグローバル展開推進事業
 

 

 

※ACKは2022年より保税展示場として許可を得ております。
※最新の情報はWebや各種SNSをご確認ください。
 

問い合わせ先:ACK実行委員会 事務局 広報担当:有田、市川
E-mail press@a-c-k.jp

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