15:00−16:30
変容するアートワールド
- 登壇者:トビアス・バーガー、ヴィヴィアン・チョウ、マリアナ・A・テイセラ・デ・カルヴァーリョ、鷲田めるろ
目まぐるしく動き、多様化する社会において、美術の受容の形や役割もまた変化しています。このトークでは、アートのエコシステムを支えるさまざまな立場のプレイヤーたちを招き、近年のマーケットの動向や、新しいギャラリーやミュージアムのかたちについての例をもとにアートワールドの「今」を見つめていきます。そして、これからのアートを取り巻く環境と役割の変化と、変化に対応し、支えていくための、既存の枠組みを超えた協働の形を模索します。
登壇者:
トビアス・バーガー(Serakai Studio キュレイトリアル・ディレクター/タノト美術財団 戦略顧問)
ヴィヴィアン・チョウ(Artnet News The Asia Pivot ロンドン特派員/共同創設者)
マリアナ・A・テイセラ・デ・カルヴァーリョ(アルバカーキ財団創設者兼理事長)
鷲田めるろ(金沢21世紀美術館館長/東京藝術大学大学院准教授)
登壇者プロフィール
- トビアス・バーガー
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香港のSerakai Salons and Projectsのキュレーションディレクターであり、シンガポールのタノト・アート財団のストラテジックアドバイザー。
2010年から2015年には香港M+美術館の初代視覚芸術部門キュレーター、2015年から2024年まで大館当代美術館(タイクンコンテンポラリー)のアート部門責任者兼チーフキュレーターを歴任。その他のキャリアとしては、ナム・ジュン・パイク・アートセンター(韓国)、Para Site(香港)、オークランド・アートスペース、フリデリチアヌム美術館(ドイツ)など、世界各地のさまざまな機関でキュレーターとして活動してきた。また、バルティック国際芸術トリエンナーレ、フォトフェスティバル・マンハイムールートヴィヒスハーフェンーハイデルベルク、ヴェネチア・ビエンナーレ香港館、サンパウロ・ビエンナーレニュージーランド館のキュレーションも手掛けている。
ウェブサイト:
https://www.serakai.studio/
https://www.tanotoartfoundation.org/
- マリアナ・A・テイセラ・デ・カルヴァーリョ
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国際人権弁護士として活動したのち、2009年にアート界へ転身。Luisa Strina、Hauser & Wirth、Michael Wernerなど複数の著名な商業ギャラリーでディレクターを務めた。現在はアルバカーキ財団の共同創設者兼理事長を務めるとともに、サンパウロ・ビエンナーレ、ベルリンのKW現代美術研究所の理事、ロンドンのデルフィーナ財団グローバル評議会のメンバーとしても活動している。
ウェブサイト:
https://albuquerquefoundation.pt/
LinkedIn:
Albuquerque Foundation
- 鷲田めるろ
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1973年京都市生まれ。1998年東京大学大学院美術史学専門分野修士課程修了。金沢21世紀美術館キュレーター(1999-2018年)、十和田市現代美術館館長(2020-25年)を経て、2025年より金沢21世紀美術館館長。第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館のキュレーター(2017年)。あいちトリエンナーレ2019キュレーター。2023年より東京藝術大学国際芸術創造研究科准教授。単著に『キュレーターズノート二〇〇七-二〇二〇』(美学出版、2020年)。
ウェブサイト:
https://www.kanazawa21.jp/ -
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配信URL
https://www.youtube.com/@artcollaborationkyoto4277 -