Talks

12:00−13:30

Kyoto Dialogue

近代以降の加速度主義的な科学技術の革新とグローバル化の中で、物事の進むスピードもまた変化して来ました。この加速によって生まれる豊かさがある一方、その流れにのまれ失われてきたものもあるでしょう。このトークでは、作品を通して、体験や時間についての洞察を行うアーティストであるオラファー・エリアソン氏と、京都最古の禅寺・建仁寺内の塔頭・両足院の副住職である伊藤東凌氏をお招きし、「時間」とそれを形作る、あるいはそれによって培われる 「精神」についての考え方を伺いながら、現代社会を生きぬき、より良い未来を紡ぐための方法について模索します。

登壇者
オラファー・エリアソン(アーティスト)
伊藤東凌(臨済宗建仁寺派両足院副住職)

 

登壇者プロフィール
 

オラファー・エリアソン

1967年生まれ、アイスランド系デンマーク人。作品を通して、世界における芸術のあり方を問いかける。1997年以降、インスタレーション、絵画、彫刻、写真、映像など多岐にわたる個展を世界各国の主要美術館で開催。2003年には第50回ヴェネチア・ビエンナーレでデンマーク代表を務め、同年後半にはロンドンのテート・モダン・タービンホールに『The weather project』を設置。公共空間におけるプロジェクトには『The New York City Waterfalls』(2008年)、『Fjordenhus』(ヴェイレ、2018年)、『Ice Watch』(2014年)などがある。恒久設置作品『Gesellschaftsspiegel』は2020年、ハンブルクのアルター・ヴァールに公開された。2014年にはセバスチャン・ベーマンと共同でアート・建築事務所「スタジオ・アザー・スペース」を設立。2019年には国連開発計画(UNDP)気候変動善意大使に任命された。
ベルリンに拠点を置くスタジオ・オラファー・エリアソンは、専門技術者、建築家、アーティスト、美術史家、料理人、管理者で構成される。チームはエリアソンと協力し、芸術作品・プロジェクト・展覧会の実験・開発・設置に加え、作品の発信とコンテクストの構築に取り組んでいる。

ウェブサイト:https://olafureliasson.net/

Portrait of Olafur Eliasson
Photo: Louise Yeowart, 2024
伊藤東凌

京都・祇園にある両足院に生まれ育ち、祖父である22世のもと得度。建仁寺派専門道場にて修行後、2007年に23世である父の補佐として副住職となる。これまで国内外で延べ20万人以上に坐禅指導を行い、両足院拝観の新しい形態として現代美術を中心とした展覧会を行うなど、600年以上にわたる歴史と伝統を現代に繋ぐ試みを続けている。海外での活動も多く、アメリカMeta本社(旧Facebook)での禅セミナーの開催などアメリカ、そしてアジアやヨーロッパ諸国での禅指導など、インターナショナルな活動も積極的に行う。『Forbes JAPAN』にて「 Next100」『Newsweek』にて「世界が尊敬する日本人100人」に選出。

ウェブサイト:https://toryoito.com/

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配信URL
https://www.youtube.com/@artcollaborationkyoto4277

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