14:30−16:00
継承と変化の美学 つなぐこと/越えること
- 登壇者:樂直入 | モデレーター:山下有佳子
元々技術を意味するラテン語「アルス」を語源とする「アート」。現代では、美術や工芸、デザインなどは異なる分野として扱われますが、その根底には人々が生み出し、発展させてきた技術と美学があるのではないでしょうか。このトークでは、伝統的な技術や理念を継承し、発展させること、またそうした技術を異なる視点から解釈し、未来に向けて展開するということに触れながら、伝統的なものから革新的なものに至るまで、私たちの周りを、あるいは文化を形成する多様な要素に通底する「継承と変化」の美学について考えていきます。
登壇者:
樂直入(陶芸家)
モデレーター:山下有佳子(ACKプログラムディレクター)
登壇者プロフィール
- 樂直入
-
450年の歴史と伝統を継ぐ陶家・樂家の十五代。1949年生まれ。
1990年個展「天問」に於いて、大胆な箆削りによる彫刻的ともいえる前衛的な作風を発表。2007年には佐川美術館・吉左衞門館・茶室を設計、多くの建築賞を受賞している。
近年はHomage to Kazimierz Malewicz、Alban Berg・武満徹、等の前衛作品とコラボレーションを行い、「White Rock」「Black Rock」と称する新たな茶碗をロンドンで発表。
茶碗でありながらそれを超脱したART世界を体現。創作は現在も変化し続けている。 -
- 山下有佳子
-
1988年 東京都生まれ。 京都で茶道具商を営む家庭に生まれる。
ロンドンのサザビーズ・インスティチュート・オブ・アートに てアート・ビジネス修士課程を修了。サザビーズロンドンでのインターンを経て、サザビーズジャパン にてコンテンポラリーアートを担当。主にオークションの出品作品収集及び営業に関わり、ヨーロッパ のオークションにおける戦後日本美術の取り扱い拡大に携わる。 2017年~2022年『THE CLUB』のマネージングディレクターを務める。
2020年に京都芸術大学の客員教授に就任。2022年に「Art Collaboration Kyoto」プログラムディレクター、「京都市成長戦略推進アドバイザー」に就任。
-
—————————
配信URL
https://www.youtube.com/watch?v=p50VoVj7jTo -