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ACKプログラム全容、チケット販売開始、パートナー企業のお知らせ





2025年9月9日

Press Release no.2

 

京都府等で構成する Art Collaboration Kyoto 実行委員会は、三菱地所株式会社をはじめとした50を超える企業・団体をパートナーに迎え、京都を舞台に「コラボレーション」をコンセプトとした現代美術の国際的アートフェア、Art Collaboration Kyoto(ACK)を2025年11月14日(金)から16日(日)まで国立京都国際会館にて開催します。
 

世界屈指の老舗から新進気鋭のギャラリーまで、世界トップクラスの72ギャラリーが出展する「ギャラリーコラボレーション」と「キョウトミーティング」という特徴あるブース展示に加え、毎年異なるテーマに沿って展開するACK主催の「ACK Curates」として、企画展示「パブリックプログラム」や「ACK Talks」「ACK Kids’ Programs」等のプログラム全容が決定しました。
 

5回目を迎える2025年は、ACK Curates のテーマ「2050 ー未来へのまなざしー」のもと、多様性を尊重し、共創の場を目指す姿勢をより明確に打ち出します。会場構成では、ブースという枠組みを超え、全体をひとつの連続した体験として感じられるような空間設計に挑戦します。ブース外に広がる「パブリックプログラム」展示では、さまざまな知や視点、多様なアイデンティティの間に対話を生み出すような作品を展開します。「ACK Talks」では、多彩なアート表現を手がかりに、国内外の幅広い分野から登壇者を迎え、未来の新たな価値を考えるセッションを開催します。「ACK Kids’ Programs」では、無料の日英バイリンガル対応の託児所を設けるとともに、未来を担う子どもたちを対象としたガイドツアーやアーティストとのワークショップを行います。
 

また、パートナー企業の協力で開催する「スペシャルプログラム」では、現代アート以外にも工芸、マンガ、ファッション、前衛美術など、多様なアプローチによる8つの企画を展開します。伊藤彩、山内祥太、田名網敬一×赤塚不二夫、水戸部七絵らの作品を通して、企業とアーティストとの多角的な協働の在り方を知る機会にもなります。アートメディア『Harper’s BAZAAR art』によるオリジナルデザインのプリクラブースが登場するなど新しい趣向も加わります。そして京都の若手アーティストを支援するアワード「Pommery Prize Kyoto」が今年も実施されます。さらに、2024年にタイで設立されたばかりのオルタナティブスペース、Bangkok Kunsthalle とともに、ACK出展ギャラリーの展示アーティストに対してバンコクでのレジデンス機会を提供する「Bangkok Collaborate Kyoto Fellowship (BCK Fellowship)」を始動し、支援策を拡充します。
 

京都という地域全体の動きとしては、今年から「京都アート月間」として、ACKは「CURATION⇄FAIR Kyoto」や「Art Rhizome KYOTO」など市内各所で行われる京都府・京都市のアートイベントと連携し、シャトルバスやチケット割引などで回遊性を高め、秋の京都でアートをより深く楽しんでいただけることを目指します。ACK会期中は夜まで盛り上がるナイトイベントも京都各所で開催されます。ACKと合わせて、京都でしか体験することができないアートシーンを紅葉の始まりとともにお楽しみください。





ACK Curates

https://a-c-k.jp/ack-curates

ACK Curates はACKが主催するプログラムです。フェアディレクターが毎年異なるテーマを提示し、企画展示「パブリックプログラム」や、Talks、Kids’ Programs等のプログラムを展開します。
 

ACK Curates 2025 テーマ「2050 ー未来へのまなざしー」

あなたが思い描く2050年はどのような世界でしょうか?このテーマには、「平等性と差異の認識」「長期的な時間認識」「コラボレーティブ・インテリジェンス」という3つの想いが込められています。アートの特徴の一つに、50年、100年先まで遺る、あるいは未来へ遺すことを前提につくることが挙げられます。過去からの学びが未来を思い描くことに繋がるのです。そして大きな一つの力ではなく、分野や地域を超えたたくさんの小さな力による協調的知性が、より強固な未来を築くと思うのです。京都という古都の風情と革新性が共存する場所で、ACKが、分野を越えたコラボレーションを促し、未来へのまなざしを育む場所となることを願っています。
(ACKフェアディレクター 山下有佳子)



パブリックプログラム

https://a-c-k.jp/ack-curates/public-program/

フェア会場のブース外に広がる多様なスペースを使った企画展示。今年のゲストキュレーター、マーティン・ゲルマンと木村こころとが、ACK Curates 2025 テーマ「2050 ー未来へのまなざしー」に応答するキュレトリアルテーマを「シンビオーシス:アート、そして共に生きる世界」に設定し、セレクトした作品で構成します。

会期:ACK開催日時に準ずる
会場:国立京都国際会館イベントホール及び周辺
出展作家:遠藤利克、イェイン・リー、菅木志雄、ステラ・ジョン ほか
 

左から|遠藤利克《空洞説ー黒化》、2015年|イェイン・リー《Devouring Chaos》2022|菅木志雄《散空体》2004、 Courtesy of Tokyo Gallery + BTAP, Photo by Kei Okano

 

キュレトリアルテーマ「シンビオーシス:アート、そして共に生きる世界」

異なる存在が互いに依存しながら共に生きるこのあり方は、さまざまなレベルの分断が進む今日において、共存と協力に立脚した別の世界像を示している。複数の知や視点、そして多様なアイデンティティの間に生み出される対話は、現代アートの言語や構造とどのように交差し得るのか。また、それらはどのように「共有されたリアリティ」へとつながり得るのか。これらの問いへの応答は、ホワイトキューブという限られた空間の外側へと広がり、国立京都国際会館がもつ歴史的布地へと自らを織り込んでいくような実践を浮かび上がらせる。
 

ゲストキュレーター:
 

Photo by Yuki Maniwa

マーティン・ゲルマン
ケルン在住。2021年より森美術館のアジャンクト・キュレーター。近年は、第9回絵画ビエンナーレ(Biennial of Painting)のキュレーター(ドント・ダーネンス美術館担当)、国際芸術祭「あいち2022」キュレトリアル・アドバイザーなどを歴任。2012年から2019年までゲント現代美術館にて芸術部門を統括。2008年から2012年にはケストナー・ゲゼルシャフト(ハノーバー)のキュレーターを務め、第3回および第4回ベルリン現代美術ビエンナーレに参画。これまでに多数の展覧会カタログやモノグラフを出版し、『032c』、『Frieze』、『Mousse』などアート専門誌に寄稿。2016年、リリ・デュジュリーの個展「Folds in Time」にてベルギーの最優秀展覧会に贈られるAICA賞を受賞。

Photo by Haruma Yoshida

木村こころ
2000年山形県生まれ。オランダ・ユトレヒト大学大学院 Arts and Society 修士課程修了。インドネシア・ジョグジャカルタCemeti: Institute for Art and Societyにてインターンシップを経験。フェミニズム/クィアの視点と脱植民地主義的な言説の交差点に関心を持ち、展覧会やワークショップを通じて、アイデンティティや自他関係の変容可能性を探求している。これまでに、SURVIVE! Garage(ジョグジャカルタ)やHAPS(京都)をはじめ、アジア各地のインスティテューションやアーティストと協働している。



ACK Talks

https://a-c-k.jp/talks

カンファレンス機能の充実とアートを中心としたコミュニティ形成をめざすACK Talksでは「2050 ー未来へのまなざしー」というテーマを起点とした9つのトークセッションを実施します。さまざまな文化領域の第一線で活躍する登壇者とともに、多様な視点から「文化の再解釈とサスティナビリティ」「人間とテクノロジーの関係」「芸術と暮らし」など、未来のための新たな価値について、アートを手がかりに思いを巡らせます。
(予約不要、当日先着順。無料(ACKチケットは別途必要))

会場:国立京都国際会館ニューホール(同時通訳、オンライン配信あり)

[参考図版] 2024年 Talks 「継承と変化の美学 つなぐこと/越えること」photo by Moriya Yuki

 

11月13日(木)

14:00–15:15テクノロジーが開く芸術の可能性

ニール・べルーファ(アーティスト)
ほか

協力:フランス大使館/アンスティチュ・フランセ



11月14日(金)

13:00–14:30生きている美学 ー芸術と暮らし

サンティアゴ・フェルナンデス(MAZ ヘッドシェフ)
森星(モデル/てふてふ クリエイティブ・ディレクター)
ほか
15:00–16:30変容するアートワールド

ヴィヴィアン・チョウ(Artnet The Asia Pivot ロンドン特派員/共同執筆者)
鷲田めるろ(金沢21世紀美術館館長/東京藝術大学大学院准教授)
ほか
17:00–18:30コラボレーティブ・インテリジェンス ー共生社会へのリアリズムの共有

マーティン・ゲルマン(インディペンデント・キュレーター)
木村こころ(キュレーター)
ほか



11月15日(土)

12:00–13:30文化の地層を掘り起こす supported by JINTEC Corporation

ジャスティン・ジェスティ(ワシントン大学 アジア言語・文学学科 助教授)
山口洋三(インディペンデント・キュレーター)
山本浩貴(文化研究者)
ほか
14:00–15:30京都の時空間 ー現代アートが歴史になるとき

猪子寿之(チームラボ代表)
松井孝治(京都市長)
西脇隆俊(京都府知事)
山下有佳子(ACK フェアディレクター)
16:00–18:00BCK Fellowship:文化が育む未来

マリサ・チアラヴァノン(バンコク・クンストハレ 創設者/代表)
レミー・ジャリ(美術史家/キュレーター/作家)
森京子(森現代芸術財団 専務理事、森美術館 理事⻑)
曽根裕(アーティスト)
ステファノ・ラボッリ・パンセラ(バンコク・クンストハレ ディレクター)
ほか



11月16日(日)

12:00–13:30Kyoto Dialogue

オラファー・エリアソン(アーティスト)
伊藤東凌(臨済宗建仁寺派両足院 副住職)
14:30–16:002050のためのプラクティス ー人と社会の文化戦略

ナワフ・ビン・アヤーフ(サウジアラビア文化省 シニア・アドバイザー)
永山祐子(建築家)
坂本英二(日本経済新聞社 上級論説委員 兼 編集委員)
ほか

 
※登壇者名は姓のアルファベット順に記載




ACK Kids’ Programs

https://a-c-k.jp/for-kids

会場内をガイドツアーで巡る「みる」と、実際に手を動かしてアーティストとともに作品を作る「つくる」の参加型ワークショップを開催します。(要事前申込、無料(ただし、ACKチケットは別途必要))

会場:国立京都国際会館ニューホール
 

 

「みる」ガイドツアー
日時:ACK会期中、各日2回
講師:京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター(ACC) 
対象:中学生・高校生
定員:各回 10名
 

 

「つくる」ワークショップ
 

Drink & Draw
モデルクロッキーを通じて、描くことの自由さ・楽しさを体感するプログラム。それぞれが思い思いにクロッキーに向き合い、休憩時には飲み物を片手に歓談します。「描く」と「見る」の間を行き来する、ゆるやかなひとときを楽しみましょう。
日時:11月14日(金)15:00-17:30(受付 14:30–)
ガイド:名和晃平
対象:どなたでも
定員:15-20名
 

銅を叩いて、100年以上続く技に触れてみよう
銅のプレートを叩き、自分だけのトレーを作ります。茶筒の蓋を利用したブローチのプレゼント付き。100年先まで遺る、あるいは未来へ遺すことを、150年続く茶筒の老舗「開化堂」の技や姿勢からそのヒントをもらいましょう。
日時:11月15日(土)13:30–14:30(受付 13:00–)、15:30–16:30(受付 15:00–)
ガイド:八木隆裕(開化堂)
対象:親子、子どもは小学生以上
定員:各回10組
 

副産物産店と色々な視点で作品(商品)をつくろう
芸術家のアトリエから副産物産店の2人が集めてきた副産物(ゴミ)を材料に、それらを自由に組み合わせて作品(商品)をつくります。みんなそれぞれの視点で作品が出来上がっていく過程も楽しもう。
日時:11月16日(日)14:00–15:00(受付 13:30–)、16:00-17:00(受付 15:30–)
ガイド:副産物産店
対象:8~13歳
定員:各回15名
 

左から|名和晃平「Drink & Draw」 Osaka Art & Design 2025(髙島屋大阪店)、 八木隆裕(開化堂) photo by Michael Freeman、副産物産店

 

 

キッズスタジオ
「つくる」ワークショップを開催していない時間帯は、副産物産店によるキッズスタジオをオープンします。
(申し込み不要/無料)
 

 

託児サービス

https://a-c-k.jp/for-kids/#nursery

生後3ヶ月から小学校2年生までの子ども連れのお客様に、日英バイリンガル対応の託児サービスをご用意しています。京都を拠点に医療、介護、保育など地域の暮らしを支える事業を展開してきた洛和会ヘルスケアシステムの中核病院である洛和会音羽病院ご協力のもと、子どもと保護者の皆様が安心してご参加いただける場を設けています。

開設日時
11月14日(金) 11:00–19:00/一般会期1日目
11月15日(土) 11:00–19:00 /一般会期2日目
11月16日(日) 11:00–17:00 /一般会期3日目(最終日)

会場:国立京都国際会館ニューホール控室 
・事前申込制:当日受付はできませんので何卒ご容赦ください
・利用料金:無料
・対象年齢:0歳-小学校2年生まで
・同時収容:10名まで
・運営:洛和会音羽病院

オフィシャルパートナー:洛和会音羽病院





スペシャルプログラム

https://a-c-k.jp/special-programs/

パートナー企業の協力のもと、国立京都国際会館で開催する特別企画です。8社による多様性に富んだ企画が揃いました。純金工芸ブランドである株式会社SGCとは、現代美術家の伊藤彩による金のエッセンスを取り入れたインスタレーションを展開します。株式会社大丸松坂屋百貨店とは、次世代アーティストを支援する同社のプロジェクト「Ladder Project」から、山内祥太の新作を紹介します。株式会社ジンテックとは、戦後の福岡に誕生した前衛美術グループ「九州派」の活動を振り返る展覧会を開催します。株式会社髙島屋とは、京都髙島屋S.C.にて実施する「ART WEEKS」と連動し、水戸部七絵とリュ・ジェユンの作品を展示します。今年初めてパートナーとして参画する集英社マンガアートヘリテージとは、田名網敬一と赤塚不二夫によるコラボレーション作品を通じて、マンガの表現を多角的に紹介します。同じく今年から参画するエアロトヨタ株式会社とは、丹後半島の地に根付く伝統の匠の技をVIPラウンジで紹介するとともに、アートをデスティネーションとした空の旅を提案します。メインメディアパートナーのハースト婦人画報社が2023年に「ファッションとアートの融合」をテーマに創刊した『Harper’s BAZAAR art』とは、メディアの感性を体現した展示とプリクラ体験を提供します。オフィシャルシャンパーニュパートナーである、シャンパーニュ ポメリーとは、京都を拠点に活動する若手アーティストの活躍支援を目的として、2023年に始動したアワード「Pommery Prize Kyoto」を今年も実施し、最終選考に残った若手アーティスト3名の作品をVIPラウンジにて紹介します。

会期:ACK開催日時に準ずる
会場:国立京都国際会館
 

 

 

伊藤彩「知らない思い出」

展示作家:伊藤彩
監修:金島隆弘
スペシャルパートナー:株式会社SGC

《WHAT IS IT ETHICA?》(2022)Photo by Junichi Usui © Aya Ito, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

 

山内祥太 supported by Daimaru Matsuzakaya Ladder Project

展示作家:山内祥太
制作進行:三木茜
協力:Ladder Project 2025 推薦委員会(飯田志保子、角奈緒子、藪前知子)
スペシャルパートナー:株式会社大丸松坂屋百貨店

《カオの惑星》2022、展示風景:「MAMプロジェクト030×MAMデジタル:山内祥太」森美術館(東京)(2022-2023)、撮影: 木奥恵三

 

九州派インACK 「ローカル」からひもとく前衛美術史
supported by JINTEC Corporation

展示作家:桜井孝身、オチ・オサム、菊畑茂久馬、田部光子 ほか
企画制作:一般財団法人九州美術振興財団
キュレーター:山口洋三
アシスタントキュレーター:山本浩貴
スペシャルパートナー:株式会社ジンテック

左|桜井孝身《足》1956、撮影:尾花基
右|グループQ・詩科アンフォルメル野外展(1957)、資料提供:一般社団法人菊畑茂久馬美術青家協会

 

Resonance vol.2 supported by Kyoto Takashimaya S.C.

展示作家:水戸部七絵、リュ・ジェユン
企画制作:CCC ARTLAB
協力:YUMEKOUBOU GALLERY
スペシャルパートナー:株式会社髙島屋

左|水戸部七絵
右|リュ・ジェユン

 

MANGA ART Kaboom!!

展示作家:田名網敬一、赤塚不二夫
スペシャルパートナー:集英社マンガアートヘリテージ

田名網敬一「Tanaami!! Akatsuka!! / Revolver 4 ドカーン」2021
©Keiichi Tanaami Courtesy of NANZUKA ©Fujio Productions Ltd. / Shueisha Inc.

 

Harper’s BAZAAR art Exhibition

スペシャルパートナー:ハーパーズ バザー アート

Harper’s BAZAAR art No.3

 

Pommery Prize Kyoto 2025

審査員:青木彬(インディペンデント・キュレーター)、
     国枝かつら(京都市京セラ美術館 学芸員)、
     師井研(ヴランケン ポメリー ジャパン株式会社 代表取締役社長)
主催:Pommery Prize Kyoto
企画監修:矢津吉隆(現代美術作家/kumagusuku代表)
オフィシャルシャンパーニュパートナー:シャンパーニュ ポメリー

Champagne Pommery




同時期開催プログラム/What’s On

https://a-c-k.jp/whats-on/

ACKでは、フェア会場である国立京都国際会館だけではなく、ACK会期中に京都のまちなかで開催される様々な展覧会やアートイベントをエリア別に紹介し、街全体でアートを楽しめる取り組みを進めています。
廣誠院でのイザベラ・デュクロ展(主催:Sadie Coles HQ)など京都ならではの空間で開催される展覧会に加え、OSCAAR MOULIGNEでのガブリエル・オロスコ展、MtK Contemporary Artでのボスコ・ソディ展など、国際的に注目される展覧会が目白押しです。また、ACG Villa Kyotoでは、日本のモダニズムの先駆者である藤井厚二の住宅建築を現代において体感できる貴重な建物の中で大西伸明・牡丹靖佳による「Smoke and Mirror」が開催されます。世界で唯一カラーでのコロタイプ印刷技術を独自に開発・継承している便利堂の工房に併設されたギャラリーでは、尾田栄一郎『ONE PIECE』の新作アートプリントを発表。通常非公開の東本願寺白書院では、荒木飛呂彦による描きおろしリトグラフ作品およびレンチキュラーの技術を用いた作品が発表されます。昨年に引き続き、京都美術倶楽部で開催される「京美アートフェア」では、工夫を凝らした設えの中で、古美術、茶道具、古書画、鑑賞陶磁器、近現代の絵画・工芸など、幅広いジャンルの優品・名品を堪能いただけます。
さらに、今年から京都府・京都市が共同で推進する「京都アート月間」とも連携し、10~11月に各所で行われる京都府、京都市主催のアートイベントとの一体的なプロモーションを展開します。美術のアカデミックな領域とマーケットの循環を促進する「CURATION⇄FAIR Kyoto」や、京都にゆかりのある若手アーティスト等の作品の展示販売を行う「Art Rhizome KYOTO」などとともに、シャトルバスやチケット割引などを通じて回遊性を高め、秋の京都でアートをより深く楽しんでいただけることを目指しています。
なお、これらのプログラムの情報を網羅したACK Art Guide(PDF版)をACK公式Webサイトにて10月公開予定です。

 

11月1日(土)–11月29日(土)[紹介予約制 / 開場日は要問合わせ]
「Smoke and Mirrors」ACG Villa Kyoto(主催:アートコートギャラリー、協力:MA2ギャラリー)
 

11月11日(火)–12月2日(火)
「イザベラ・デュクロ展」廣誠院主催:Sadie Coles HQ)
 

11月12日(水)–12月13日(土)
「ボスコ・ソディ個展:火」MtK Contemporary Art(主催:MtK Contemporary Art、協力:SCAI THE BATHHOUSE)
 

11月13日(木)招待者のみ、11月14日(金)–12月13日(土)一般公開
「尾田栄一郎展」便利堂コロタイプギャラリー(主催:集英社マンガアートヘリテージ)
※入場には予約が必要です。
 

11月13日(木)招待者のみ、11月14日(金)–11月16日(日)一般公開
「荒木飛呂彦展」東本願寺白書院(主催:集英社マンガアートヘリテージ)
※入場にはチケット(有料)の事前購入が必要です。
 

11月14日(金)–2026年春
「ガブリエル・オロスコ個展」OSCAAR MOULIGNE(主催:OSCAAR MOULIGNE & kurimanzutto)
 

11月15日(土)–11月17日(月)
「京美アートフェア」 京都美術倶楽部(主催:京都美術倶楽部)
 

 

京都アート月間とは、10–11月に京都市内各所で開催される京都府・京都市のアートイベントを対象に、一体的にプロモーションを展開する取り組みです。
 

対象イベント
5月24日(土)–2026年3月31日(火) LIGHT CYCLES KYOTO
9月13日(土)–11月18日(火) Art Rhizome KYOTO
10月4日(土)–11月16日(日) Lightseeing Kyoto South
10月25日(土)–11月24日(月・祝) 文化庁・府庁界隈まちかどミュージアム
11月14日(金)–11月16日(日) Art Collaboration Kyoto
11月15日(土)–11月18日(火) CURATION⇄FAIR Kyoto
11月15日(土)–11月18日(火) 超適応2:新しい時代の工芸と表現





Bangkok Collaborate Kyoto Fellowship (BCK Fellowship)

2023年に設立されたバンコクの新たな文化施設、Bangkok Kunsthalle(バンコク・クンスハレ)と、Art Collaboration Kyotoが共同でアワードをたちあげました。受賞者には、金銭的支援に加え、バンコクでのレジデンスと展覧会の機会を提供。異文化との出会いを通して表現の視座を広げ、創作の新たな可能性を開くことを目指します。
 

選考対象:ACK出展アーティスト
選考方法:11月13日から14日にかけて、4名の審査員が各アーティストのブースにて作品を直接鑑賞し、審査します。結果は11月15日に予定している授賞式にて発表します。授賞式はACK Talksの会場で開催し、審査員および特別ゲストを迎えたトークセッションも予定しています。
審査員:マリサ・チアラヴァノン(バンコク・クンストハレ 創設者/代表)
     ステファノ・ラボッリ・パンセラ(バンコク・クンストハレ ディレクター)
     曽根裕(アーティスト)
     山下有佳子(Art Collaboration Kyoto フェアディレクター)
主催:Art Collabolation Kyoto、Bangkok Kunsthalle





Tastemaker

様々な産業分野(伝統工芸、ファッション、ITビジネス、食やエンターテイメント等)で活躍する方々の審美眼から現代アートの見方や新たな楽しみ方をSNSなどを通して共有します。
 

サンティアゴ・フェルナンデス(MAZ ヘッドシェフ)
1995年生まれ。ベネズエラ(カラカス)出身。若い頃から料理に関心を持ち、わずか15歳で料理の世界に足を踏み入れる。ベネズエラの名店「Alto」や「Le Gourmet」などで腕を磨いた後、17歳でスペインへ渡り、4年制料理専門大学 Basque Culinary Centerで学ぶ。在学中には「Aponiente」や「Cocina by Hermanos Torres」といったミシュラン三つ星レストランで研修を重ね、実践を通じて腕を磨いた。


森星(モデル/てふてふクリエイティブ・ディレクター)
1992年生まれ。東京都出身。資生堂やブルガリのブランドアンバサダーに就任や国内外の主要雑誌やキャンペーン、メットガラなどの国際的イベントや、パリ、ミラノ、ニューヨークといった世界の主要なファッションウィークにも参加するなどファッション業界での活躍に加え、日本の伝統文化を世界に発信する株式会社てふてふの共同創業者であり、NPO法人プラン・インターナショナル・ジャパンのアンバサダーも務める。





チケットを本日 9月9日(火)より販売開始します

https://a-c-k.jp/tickets/
*全て税込価格表記

ACKチケット(オンラインのみ)
早割券 2,000円 〜10月9日(木)まで
前売券 2,500円 〜11月13日(木)まで
当日券 3,000円
学割  1,000円 (大学生・高校生)
 

ACK×京都市交通局1日乗車券セット
ACKチケット早割価格と各種1日乗車券価格の合計額より100円お得なセットチケットを販売いたします。
地下鉄1日券(800円)付 2,700円
地下鉄・バス1日券(1,100円)付 3,000円
販売場所:コトチカ京都案内所、四条駅定期券発売所
*150セット限定。お支払いは現金のみ。
 





会場デザイン

ACKの会場の、アートフェアらしからぬブースや会場デザインは、ある種年々ACKらしさとして定着してきたように思います。ギャラリーのブース内で活発に行われてきた国内と海外ギャラリーのコラボレーション、ギャラリーと京都とのコラボレーションは他のフェアでは決して見ることのできないACK独自の風景となりました。
5回目となる今年は、ブース内のコラボレーションにとどまらず、ブースという枠組みを超えて、会場全体がまるで一つの展覧会を見ているような関係性をもたらす仕組みにトライしたいと考えています。画一化が進むアートフェアというフォーマットを拡張するような、これまでにないアート作品との出会いの場となればと考えています。
(建築家/SUO代表 周防貴之)

2024年 ACK会場風景 photo by Moriya Yuki







ACK 2025 開催概要

会期:一般公開 2025年11月14日(金)−11月16日(日)
   内覧会 11月13日(木) ※報道関係者と招待者のみ
開催時間:12:00–19:00(最終日のみ 11:00-17:00/入場は閉場の1時間前まで)
会場:国立京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)ほか
出展ギャラリー数: 72(国内36、海外36、うち初出展25)
フェアディレクター:山下有佳子
主催:Art Collaboration Kyoto 実行委員会
    京都府
    一般社団法人日本現代美術振興協会
    一般社団法人日本現代美術商協会
    一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン
    京都商工会議所
    公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー
後援:外務省、経済産業省、観光庁、京都市、日本商工会議所、公益社団法人 経済同友会、一般社団法人 京都経済同友会、日本貿易振興機構 京都貿易情報センター、京都新聞、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、読売新聞京都総局、産経新聞社京都総局、NHK京都放送局、KBS京都、在大阪オーストリア名誉総領事館、駐日ブラジル大使館、ブリティッシュ・カウンシル、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、在大阪インドネシア共和国総領事館、駐大阪韓国文化院、在日メキシコ大使館、在大阪フィリピン共和国総領事館、ポーランド広報文化センター
URLa-c-k.jp


Art Collaboration Kyoto (ACK) は、「コラボレーション」をコンセプトに、京都で開催する現代美術のアートフェアです。国内と海外、行政と民間、美術とその他の領域等、様々な分野とのコラボレーションを実現し、新たな可能性を開く機会となるでしょう。会場となる国立京都国際会館では「ギャラリーコラボレーション」と「キョウトミーティング」の2つのセクションを設け、出展ギャラリーが作品の展示・販売を行うほか、ACKが主催するACK Curatesの「パブリックプログラム」、パートナー企業とコラボレーションした「スペシャルプログラム」を開催します。ACK Curatesではその他、キッズプログラム、トーク等、これからのアートの担い手を育成する教育プログラムも充実。併せて京都府内では、ACK会期に合わせて多数のアート展示が開催されます。

 

以下の方々をアンバサダーに迎え、世界中のより多くの方々にACKを知っていただけるようご協力いただいています。
 ジャム・アクザール(Jam Acuzar)
 麻生和子
 レナ・バウム(Lena Baume)、ナタリー・バウム(Nathalie Baume)
 エドモンド・チェン(Edmund Cheng)
 イ・ソヨン(Lee Soyoung)
 ジャック・ヴェルハーゲン(Jacques Verhaegen)
 ジョンソン・ヤン(楊宗錞) & ソフィー・ワン(王怡蘋)

 

パートナー: 

 
 

 

助成:令和7年度 内閣府 新しい地方経済・生活環境創生交付金
    令和7年度 文化庁 我が国アートのグローバル展開推進事業
 

 

 

※ACKは2022年より保税展示場として許可を得ております。
※最新の情報はWebや各種SNSをご確認ください。
 

問い合わせ先:ACK実行委員会 事務局 広報担当:有田、市川
E-mail press@a-c-k.jp

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