16:00−18:00
BCK Fellowship:文化が育む未来
- 登壇者:授賞式登壇者:マリサ・チアラヴァノン、ステファノ・ラボッリ・パンセラ、曽根裕、山下有佳子 | トーク登壇者:マリサ・チアラヴァノン、森京子、ステファノ・ラボッリ・パンセラ、レミー・ジャリ
今回ACKでは、バンコク・クンストハレとともに、次世代のアーティストを支援することを目的に新しいフェローシップを実施します。こうしたフェローシップの実施以外にも、コレクターによるパトロネージ、ギャラリーによる活動のサポート、レジデンスプログラムによる制作補助や、文化交流など、現代にはアーティストの支援のさまざまな形があります。本トークでは、第一回の受賞者を発表するとともに、様々なプライベートセクターやインスティチューションの人々をお招きし、どのような支援が、どのような機会が、次世代のアーティストを育てることに貢献するのか、何が未来の文化を作る/救えるのかについて議論します。
授賞式登壇者:
マリサ・チアラヴァノン(バンコク・クンストハレ 創設者/代表)
ステファノ・ラボッリ・パンセラ(バンコク・クンストハレ ディレクター)
曽根裕(アーティスト)
山下有佳子(ACK フェアディレクター)
トーク登壇者:
マリサ・チアラヴァノン(バンコク・クンストハレ 創設者/代表)
森京子(⼀般財団法⼈森現代芸術財団 専務理事、森美術館 理事長)
ステファノ・ラボッリ・パンセラ(バンコク・クンストハレ ディレクター)
レミー・ジャリ(美術史家、キュレーター、作家)
Bangkok Collaborate Kyoto Fellowship (BCK Fellowship)
バンコクの新たな文化施設Bangkok Kunsthalleと、Art Collaboration Kyotoが共同でアワードをたちあげました。受賞者には、金銭的支援に加え、バンコクでのレジデンスと展覧会の機会を提供。異文化との出会いを通して表現の視座を広げ、創作の新たな可能性を開くことを目指します。
選考対象:ACK出展アーティスト
選考方法:
11月13日から14日にかけて、4名の審査員が各アーティストのブースを訪れ、作品を直接鑑賞・審査します。
審査結果は、11月15日に予定されている授賞式にて発表されます。授賞式はトークプログラムの会場で開催され、発表後には審査員および特別ゲストを迎えたトークプログラムも行われる予定です。
審査員:
マリサ・チアラヴァノン(バンコク・クンストハレ 創設者/代表)
ステファノ・ラボッリ・パンセラ(バンコク・クンストハレ ディレクター)
曽根裕(アーティスト)
山下有佳子(ACK フェアディレクター)
詳細はこちら(PDF)

登壇者プロフィール
- マリサ・チアラヴァノン
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韓国生まれ、後にタイ国籍を取得した慈善家、アートコレクター、パトロン。アート、教育、ガストロノミー(美食)を通じて、タイ文化を世界とつなげることに尽力している。2022年には、タイを東南アジアの現代アートの拠点とすることを目指して、「カオヤイ・アート・フォレスト」と「バンコク・クンストハレ」を設立。
彼女は、テート・モダンのアジア太平洋地域収集委員会のメンバーであり、ニュー・ミュージアム(ニューヨーク)の国際リーダーシップ評議会にも所属しています。2022年には、「RINASCIMENTO+アワード」の初代受賞者にも選ばれた。
ウェブサイト:https://www.khaoyaiart.com/ -

- レミー・ジャリ
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バンコクを拠点とする美術史家、キュレーター、作家。2011年よりアジア在住で、現在はチュラロンコン大学で講師を務め、パリのカトリック大学で客員教授を兼任しながら美術批評家兼キュレーターとして活動する。英語、フランス語、中国語に堪能であり、中国美術学院で美術史と理論の博士号を取得したのち、パリのソルボンヌ大学でジャーナリズムの修士号とMBAを取得した。オックスフォード大学サイード・ビジネススクール主催のオックスフォード・カルチャー・リーダーズ・プログラムの修了生であり、AICA、CIMAM、ICOM、TIAMSAの会員でもある。
ウェブサイト:http://www.linkedin.com/in/remyjarry/ -

- 森京子
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2019年より森美術館理事、2025年1月より理事長に就任。2025年に森美術館名誉理事長である森佳子が設立した一般財団法人森現代芸術財団(MoriCAF)の専務理事を務め、日本の現代アートの国際的な振興に尽力している。その他、公益財団法人大林財団評議員、公益財団法人東京交響楽団理事、東京藝術大学美術館評議員を務める。
ウェブサイト:https://mori-caf.jp/ -

- ステファノ・ラボッリ・パンセラ
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ロンドンのAAスクールを卒業後、ヘルツォーク&ド・ムーロンに勤務。その後、アート、建築、地政学の交差点に位置するプロジェクトをアフリカ、ヨーロッパ、地中海地域で展開。2013年のヴェネツィア・ビエンナーレでは、アンゴラ館のキュレーターを務めたほか、サルデーニャ島の「マンジャバルケ野外ギャラリー」の設計を手がけた。
2017年から2022年まで、ロンドンとサン・モリッツのハウザー&ワースのディレクターとして勤務し、クリストフ・ビュッヘルやパンツァ・コレクションとの重要なコラボレーションの構築に尽力した。
ウェブサイト:https://www.khaoyaiart.com/bangkok-kunsthalle/exhibitions -

- 曽根裕
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1965年生まれ。東京芸術大学で美術と建築を学んだのち、作家活動を開始。現在はメキシコ、中国、ベルギー、日本にスタジオを構え国内外で活動中。97年「ミュンスター彫刻プロジェクト」(ドイツ)、2003年「ヴェネチア・ビエンナーレ」(イタリア)に参加。以降、世界各地で個展・グループ展を開催。近年の日本での活動は、「イザベル・マラン」の旗艦店の外壁制作、麻布台ヒルズでのパブリックアートの制作などが挙げられる。
現在開催中の「時代のプリズム」展(国立新美術館)では、デビュー作品『Her 19th Foot』が展示されている(2025年12月8日まで)。 -

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