KM04
アートコートギャラリー
(大阪)
京都ゆかりの作家、松井紫朗(1960-)、加山幹子(1987-)、西田潤(1977-2005)の作品を配し、現代の庭を立ち上げる。
松井紫朗は、人の知覚や空間認識に働きかける「経験装置」としての彫刻を探求している。実と虚がループする抽象造形は、日本庭園や山水画の空間意識と深く呼応する。2000年代JAXAとの共同実験を経て、その表現は実宇宙にスケールを広げ時空の往還を続けている。90年代の作品と近作に連なる、理知とユーモアの軌跡を紹介する。
加山幹子は、文字や言葉に秘められた人間の心を掬い取り、想像と感情に触れる瞬間を一本の筆で表現する。記録伝達の実用から精神の修養、芸術へと日本人の美意識を形作る書をアートメディアとして捉え、人が文字に託す物語を見つめる。
西田潤は、土と釉を渾然一体に焼成し、火の造形の塊を自ら破壊し、鮮烈な存在感を放つ陶作品を生み出した。現代陶芸史を革新する作家が挑んだ、自然と人の創造性の融合の徴しを紹介する。
Gallery Information
2003年の設立以来、野村仁、今井祝雄など日本戦後美術を牽引してきた美術家、「工芸」を新たな領域へと拡張・深化させる秋山陽や福本潮子など国際的評価の高い美術家、さらに内外から注目を集める石塚源太、川田知志など実力ある若手まで、コンセプト・素材・技術ともに独自性に富む優れた現代美術を紹介。ミュージアムスケールの展示空間を活かした企画展のほか、内外での展示コーディネートやパブリックアート設置、美術館・財団への販売を手掛ける。2018年に京都・北白川にビューイングルーム「ACG Villa Kyoto」をオープンし、多角的なアプローチで日本の現代美術の発信拠点となることを目指している。
拠点
- 大阪|アートコートギャラリー
- 北区天満橋1-8-5 OAP アートコート1F
- 京都|ACG Villa Kyoto(アートコートギャラリー京都別邸)
- 左京区北白川小倉町50-10[紹介予約制]
撮影:畠山崇