KM03
MORI YU GALLERY
(京都)
MORI YU GALLERYは、フランスの哲学者ミッシェル・セールの「NOISE」論に依拠したグループ展を開催します。中沢新一氏が『精霊の王』で述べるように、古仏語の「noise」は単なる騒音ではなく、世界の舞台裏から湧き上がる異質な存在のざわめきを指します。海の泡から誕生したヴィーナスのごとく、不気味で混沌とした波動そのものです。黒田アキは、この海から生まれるNOISEに独自の意味を見出してきました。マティスやクラインとは一線を画す黒田の「青」は、まさにこの概念に由来します。風のような筆致が絵画に「UNDULATION(うねり)」を生み出し、複雑に縺れた線から多様なイメージを紡ぎ出します。本展では、黒田をはじめとする5名の作家が、それぞれの解釈で「NOISE」を表現した作品を展示します。
参加作家:黒田アキ、黒川彰宣、小栁仁志、浜崎亮太、米村竜光
Gallery Information
京都を中心に若手からベテラン作家まで取り扱う現代美術の企画ギャラリー。
従来の美術史だけの文脈にとらわれない多様性をもち、現在の流行に左右されない持続性のある作品
1. 作家は時代に流されない独自の表現言語を有するべき。
2. 作家は身体行為によって、記憶イマージュをもっとも生き生きとした痕跡として作品上に再現出来なくてはならない。
3. 現代美術は日本美術から多くのことを学び取るべき。とりわけ琳派などの内容、形式は特筆すべきであろうし、また江戸、明治における工芸品にも多くのエッセンスがある。しかし単なる本歌取りやうわべだけの表象に陥ることなく、オリジナリティあふれる作品であるべき。
4. 尖った、冷たい、ミニマルな感覚で、美しさや透明感を表現するのは容易いし、そういうピリッとした悪い意味での皮膚感覚のみの作品は多い。そうではなくて、トゥルンとしているのに、ある瞬間にバチッと結晶化するが、いつしかまた溶け出す・・・そのような、内から突きあげてくるような感覚の作品は素晴らしい。これは平面、立体に限らず、写真であってもそうである。
5. 従来の美術史だけの文脈にとらわれない多様性をもち、現在の流行に左右されない持続性のある作品