KM11
Perrotin
(東京)
『In the Garden of Love(愛の庭にて)』ジャン=ミシェル・オトニエル / ペロタン東京
パリを拠点に活動するフランス人アーティスト、ジャン=ミシェル・オトニエルは、Art Collaboration Kyoto(ACK)にてサイト・スペシフィック・インスタレーション作品『In the Garden of Love』を初公開いたします。ペロタン東京のブースに出現するこのイマーシブな空間では、ピンクのレンガで敷き詰められた海のようなフロアを囲むように、新作スカルプチャー・シリーズが展開されます。ガラスの噴水が放つ煌めく美しさと、黄金に輝く桜の花々が共鳴し合い、光に満ちた幻想的な風景を描き出します。
「私の夢の中では、海はピンク色に染まり、桜は黄金に輝き、水は音楽のような煌めきの響きを奏でている。」
—— ジャン=ミシェル・オトニエル
オトニエルの創作は、手吹きガラスの要素(レンガやビーズ)と、素材や感覚的体験に対する深い感性を融合させる点に特徴があります。本展において「水」は不可欠な要素であり、流れ、反射し、空間を活気づける静かな音の気配を生み出すことで、観者と思索の対話へと誘います。
オトニエルと日本との繋がりは長く、1992年にカルティエ 現代美術財団の招きにより原美術館で初の展覧会を開催して以来、深められてきました。1999年から2000年にかけては、東京、北海道、広島、名古屋を巡回した『Passage. New French Art』展に参加。2009年9月には、群馬の原美術館ARCの委嘱により赤いハートの作品『Kokoro』を永久設置しました。2012年には、パリのポンピドゥー・センターから巡回した大回顧展『My Way』が東京の原美術館で開催されました。
彼の作品そのものもまた、日本とフランスの架け橋となっています。1999年の北海道でのレジデンスプログラムにおいて、オトニエルはガラス制作技術の探求を深め、ガラスに金箔を閉じ込める日本の伝統技法と出会いました。このプロセスは後にヴェネツィアのマスターガラス職人たちとの協働を通じてさらに洗練され、作品に輝かしく貴重な質感を授けています。
ACKにおける本インスタレーション『In the Garden of Love』は、光、水、そして素材の変容との親密な出会いを通じて、静かな瞑想的体験を提供します。
一時的なグループ展や国内主要コレクションへの収蔵にとどまらず、オトニエルは日本国内で数多くのパブリック・スカルプチャーを手掛けてきました。2013年、森美術館開館10周年記念作品として制作された『Kin no Kokoro』は毛利庭園に設置されました。同年、軽井沢ニューアートミュージアムの庭園内、隈研吾氏設計の「白樺と風の教会」との対話として『Kokoro no Mon』を発表。2016年には三菱東京UFJ銀行(当時)の委嘱により『L’In Noir』を制作。2020年の弘前れんが倉庫美術館の開館時には、エントランスに『The Knot of Eden』が永久設置されました。そして2024年には、フォーシーズンズホテル大阪のエントランスに彫刻作品『Noeud de Babel』が恒久展示されています。
Gallery Information
ペロタンは、1990年にフランス人ギャラリストのエマニュエル・ペロタンがパリで開廊しました。2012年の香港を皮切りに、2013年ニューヨーク、2016年ソウル、2017年東京、2018年上海、2023年ロサンゼルス、そして2025年にはロンドンとドバイのギャラリースペースをオープンしました。世界各地のスペース展開とアートフェアへの参加を経て、世界のアートシーンでの影響力を強めています。
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